「吐きだめ死ね魔珍覧会 TRASH VIDEO GUIDE」とはいわゆるシネコンでは絶対にやらないマニア向けと呼ばれる映像作品(B級からZ級の珍品映画を中心にDVDリリースのみの極道もの、オカルト&ホラー、ドキュメンタリーからAVまで)を好き勝手に語る一部の人のものだけどどうか世界に届け的トラッシュ・ビデオ・ガイドです。
⒈人妻不倫旅行ー高橋浩一と"自称"人妻とイク『温泉宿』という異界
これはゴーゴーズというAVメーカーがリリースしている人気シリーズでいわゆる人妻ものというカテゴリーのAVなのだが、高橋浩一監督による「人妻不倫旅行」が2018年2月現在で通算180巻、姉妹的シリーズで唐木竹史監督による「人妻湯恋旅行」が112巻まで発売されており、その巻数からしてもいかに人気シリーズかということがおわかり頂けると思う。もちろん全てを見れているわけではないがここ数年で過去まで出来るだけ遡り、レンタルできるものはしているし、セルでも複数所有している。(スピンオフ的コラボ作品、高橋・唐木と人妻二人の四人旅行編も当然チェックしている。四人旅行編はこの作品の持つ背徳感がだいぶ薄れることからあくまで番外編であり、ファン感謝デー的な祭りと捉えている。元ゴーゴーズ社員で現AV女優小夜子の取り合いなど観るべき作品もあり)
この作品の長寿の理由は明確で、そのあまりに生々しい人妻とのやりとりや困惑した表情など、驚くほどリアルな瞬間があること。それが我らファン達の心を捉えて離さないのだ。
ここでフィクションかノンフィクションかなどと言及する必要性を感じないし、そんなことは正直どうでもいい。たまにDMMのレビューとかで「あ、この人は女優の○○さんですね。人妻がよくお似合いです」みたいなつまんないレビューを見かける。そうだったとして何なのだ?お前の目的は何だ?知ってる俺すごいとでも言いたいのか。心から引っ込んでてほしい。ラスト別れの朝における情事から新幹線に乗り込み東京の駅で別れるまで、相手を人妻として見るという仁義がここにはある。
あまり人妻の話を聞いてない空気(いまだにヤることしか考えていない感)が逆に清々しい唐木に対し、高橋の聞き手としてのスキルは全未婚男性(筆者含む)必見と呼べる高さに到達している。180巻分、つまり180人の人妻の話を聞いてきたのだから、それは当然の事かもしれない。
「人妻不倫旅行」のパターンは全て決まっていて、駅で人妻と落ち合って挨拶の後、切符(旅行券)を高橋が渡し、新幹線に乗ってから、人妻の素性を高橋が聞き出していくというお決まりの流れとなるのだが、これがまぁ良くも悪くも長い!とことんまで人妻の人となりを暴いていくのだ。旦那との出会い、旦那の仕事は何か、人妻は今仕事してるのか、子供はいるのか、夜の営みはあるのか、あるならどれくらいの頻度か、なぜこの旅に参加したのか、現在の悩み、不満、そして人妻の描く未来とは?人妻の心の絡まった糸を丁寧に優しく少しずつ少しずつほどいていく。そんなにチャプターが必要なのかというほどの細かいチャプター割りも特徴で、高橋がいかにこのシリーズでこのくだりを大切にしているかを物語っているかのようだ。絡みなしのトーク部分だけで余裕で一時間、30チャプターは取っているのだから親切だ。
高橋は温泉宿に赴く前に観光名所へと人妻を誘う。ノリが良かったり手懐けられそうだと判断した人妻には人気のいないとこへ誘い込みキスを強要する。(高橋はとにかくキスが好き)
恥ずかしそうにしながらも次第に女の顔になっていく人妻と満足げな高橋はランチを挟んでレンタカーでドライブし、いよいよ旅館へと雪崩れ込む。部屋の中に個室の露天風呂が必ずあり、人妻が「すご〜い」とはしゃぐとすかさず「一緒に入りますか」と爽やかに提案。観光名所でキスが済んでいるために即答でオーケーする人妻からかなり固く拒み続ける人妻までその反応は千差万別だが、断る人妻に対する説得シーンがこの作品の見どころの一つであることは間違いない。高橋はここに二人でやって来たのは「非日常」と表現する。「さっき奥さんは毎日が単調でつまらないって言ってたじゃないですか?こうしてここに今朝あったばかりの私と二人で来たってこと自体、全くの非日常ですよね?じゃあ、もっと楽しまないと!」とか何とか毎回飽きもせずこの調子で口説くのだ。「いやいや、でも…恥ずかしいので…いいです…」と、まだ断る人妻には一度引く。「えー!せっかく一緒に来たのに残念だなぁ。じゃあ、私は大浴場に行きますんで、奥さんは一人で露天風呂を独占しちゃってください。あーあ。寂しいなぁ」このくだりは我々コアファンからしたら「あ!高橋、今日も絶好調だな!」という合図である。一人で入っていく人妻を遠くから盗撮し、全裸で後から高橋が入っていくという黄金パターンなのだ。当然ギョッとする人妻の反応に微塵も臆することなく、高橋は「大浴場がいっぱいで」などとのたまう。人妻は恥ずかしさで持ち込んだタオルを精一杯広げて身体を隠し始めるのだが、あるモノに気づき頰をさらに赤らめる。その時の高橋はすでにギンギン。ここが高橋の凄いところだ。もう勃っていることを見せつけることにより、長い間セックスレスで女として見られていないことを悩んでいた人妻は女の顔に変わる。無言の勃起という切り札。これが全て仕込まれた台本であろうとも、高橋がもう勃っていることで女の顔に変わる、あの人妻達に興奮しない男はいない。ゴールデン何とか賞とかアカデ何とか賞には永遠にエントリーされることはなくとも、その主演女優賞を取った女優を凌ぐ女の顔がこのシリーズではたまに拝むことが出来る。
恥ずかしそうにしながらも次第に女の顔になっていく人妻と満足げな高橋はランチを挟んでレンタカーでドライブし、いよいよ旅館へと雪崩れ込む。部屋の中に個室の露天風呂が必ずあり、人妻が「すご〜い」とはしゃぐとすかさず「一緒に入りますか」と爽やかに提案。観光名所でキスが済んでいるために即答でオーケーする人妻からかなり固く拒み続ける人妻までその反応は千差万別だが、断る人妻に対する説得シーンがこの作品の見どころの一つであることは間違いない。高橋はここに二人でやって来たのは「非日常」と表現する。「さっき奥さんは毎日が単調でつまらないって言ってたじゃないですか?こうしてここに今朝あったばかりの私と二人で来たってこと自体、全くの非日常ですよね?じゃあ、もっと楽しまないと!」とか何とか毎回飽きもせずこの調子で口説くのだ。「いやいや、でも…恥ずかしいので…いいです…」と、まだ断る人妻には一度引く。「えー!せっかく一緒に来たのに残念だなぁ。じゃあ、私は大浴場に行きますんで、奥さんは一人で露天風呂を独占しちゃってください。あーあ。寂しいなぁ」このくだりは我々コアファンからしたら「あ!高橋、今日も絶好調だな!」という合図である。一人で入っていく人妻を遠くから盗撮し、全裸で後から高橋が入っていくという黄金パターンなのだ。当然ギョッとする人妻の反応に微塵も臆することなく、高橋は「大浴場がいっぱいで」などとのたまう。人妻は恥ずかしさで持ち込んだタオルを精一杯広げて身体を隠し始めるのだが、あるモノに気づき頰をさらに赤らめる。その時の高橋はすでにギンギン。ここが高橋の凄いところだ。もう勃っていることを見せつけることにより、長い間セックスレスで女として見られていないことを悩んでいた人妻は女の顔に変わる。無言の勃起という切り札。これが全て仕込まれた台本であろうとも、高橋がもう勃っていることで女の顔に変わる、あの人妻達に興奮しない男はいない。ゴールデン何とか賞とかアカデ何とか賞には永遠にエントリーされることはなくとも、その主演女優賞を取った女優を凌ぐ女の顔がこのシリーズではたまに拝むことが出来る。
露天風呂でのクンニとフェラチオ、背後からの抱き寄せからの顔を反らせてのキスなど一通り人妻を興奮させてから、軽く体を拭いて部屋へ。旅館なのでまだ布団が敷いていないため、タオルを畳に直に敷いて、そこでハメる。壁に手をつかせたりする独特な高橋体位を駆使した一回戦を終えて、お水ブレイク(と、筆者は呼んでいる)が挟まるのだが、ここが大好きだ。
さっきはタオルで精一杯身体を隠していた人妻が何も隠すことなく、高橋から受け取った水を美味しそうに飲みながら「ビックリしたけど女に少し戻りました」と一言。この時の素っぴんの人妻がたまらなく愛らしい。
さっきはタオルで精一杯身体を隠していた人妻が何も隠すことなく、高橋から受け取った水を美味しそうに飲みながら「ビックリしたけど女に少し戻りました」と一言。この時の素っぴんの人妻がたまらなく愛らしい。
その後、夜ご飯と場合によっては軽く夜の街を散歩して、もう一度二人で露天風呂へ。ここではあえて何もせず、すっかり寝支度を整えて、そこからの二回戦目。ここがこの作品の一番の見せ場である。
初心者に伝えておくと、高橋がノッているかのバロメーターは二つ。ここで旅館の浴衣の帯で人妻を目隠しと両腕を上げた状態で縛ったら、「高橋ソフトSM劇場」の始まりだ。ふいに借りた一本でこの展開なら当たりと思っていい。そういうドM人妻が高橋の何よりのご馳走だからだ。たまに尻をスパンキングしたりしながら、好き放題ヤラレた人妻はほとんどの場合、高橋にメロメロである。この辺の審美眼はさすがというより他ない。
もう一つのバロメーターは長さである。130分前後の尺のシリーズだが、収録分数が170分、または180分などの場合、高橋お気に入り認定がされている証拠で、レンタルから入る初心者はこの辺りも参考にするといい。
そして流れるテロップは温泉なめの「別れの朝」。
今日で帰らなくてはならないことを寂しがりながら、もう一回二人で露天風呂へ。大体が高橋が寂しい寂しいと連呼して人妻の身体を指で愛撫しまくり、そこから最終決戦へとなだれ込むのだが、稀にメロメロ人妻が「寂しいから、もう一回だけ」と、自分から高橋に擦り寄っていくパターンがあって、コレは激レアながら、遭遇すると大当たりと思っていい。まぁ、今年の大事な運気をこんなものに使うのはどうかと思うがとにかくそこからのやり取りは抜くのも忘れて正座で見てもらいたい。
帰りの道中、本当に別れが寂しくて涙ぐむ人妻や、別れを惜しんで高橋の肩に寄り添い、組んだ腕を離さない人妻もいる。我々が考えているよりもずっと人妻は悩んでいる。AVで知ることではないだろというあなたにこそ見て欲しい。
さぁ、いざ高橋と"自称"人妻が過ごす温泉宿という異界へ。
0 件のコメント:
コメントを投稿